令和6年度 孤独・孤立対策担い手育成支援事業
~孤独・孤立対策に特化した創業・伴走支援と
ノウハウ共有のためのネットワークづくり~
公募要項
【はじめに】
私たち一般社団法人えんがおは、地域の孤立している高齢者や障がいを抱えた人、子ども、保護者世代など様々な立場の人の声を聞き、孤独・孤立の予防と解消のための活動の重要性を感じ、微力ながらもその声に応えるための活動を実施してまいりました。その結果、同様の活動を望む地域や、目指す人の声も多く集まるようになりました。
家族関係や地域関係が希薄になり、様々な社会課題が複雑化してしまう昨今、全国各地で孤独・孤立を防ぎ、解消するための活動を、その地域の特性に合わせて進めていくことは急務です。
本事業は、内閣府孤独・孤立対策推進室の「令和6年度孤独・孤立対策担い手育成支援事業」にて、全国で孤独・孤立対策に取り組む団体や取り組もうとする団体に対し、ノウハウやネットワーク、相談相手と繋げることで、長期的に持続・拡大するための基盤整備・基盤強化を目指していきます。
【目次】
1.本事業について
2.公募期間・申請方法
3.採択決定の通知
4.スケジュール
【本文】
1.本事業について
本事業の概要は以下のとおりです。
(1)事業名 令和6年度孤独・孤立対策担い手育成支援事業
「孤独・孤立対策に特化した創業・伴走支援とノウハウ共有のためのネットワークづくり」
(2)事業実施期間
2024年9月1日~2025年2月1日(6か月間)
(3)採択予定団体数
5団体程度
(4)対象事業の目的と内容
①目的
全国の孤独・孤立の予防と解消のための活動(以下、活動)を行う創業期の団体に対して、継続・拡大のためのノウハウと活動に沿った相談相手(メンター)を提供する。結果、活動が事業として継続していくものとなり、より多くの必要としている人に届くことを目指す。また、本事業によって孤独・孤立対策のモデルとなる事業を増やし、その知見を情報として拡散していくことで、さらなる波及効果を図っていく。
②内容
・公募により、創業・伴走支援を実施する団体(以下、支援団体)を5団体程度選定します。
・支援団体に対し、活動内容にあったメンターを事務局で選定し、紹介します。
メンターと活動者および事務局で月一回程度のメンタリングを実施し、事業内容のブラッシュアップや課題設定、必要なリソースの収集、事業実施、修正などの伴走支援を行っていきます。また、最低1回は現地に訪問し、活動場所の特性などを踏まえた上での支援を行い、本質的な事業モデルの研鑽を伴走します。
・支援団体は、活動内容の詳細や本事業にて改善した内容をオンラインネットワーク上にて公表します。支援団体のみではなく、それ以外の団体にも本事業で得た知見を共有します。
・本事業における金銭的支援はありません。
(5)応募条件
以下の条件を全て満たす団体を募集します。
・「孤独・孤立」の社会課題を解決することを目的とした活動であり、活動を伴走支援終了後も継続していく意思のあるもの。
・本事業を通じて、活動の「基盤強化」を図り、受益者の拡大を目指す活動。
・活動を始めて3年以内の活動で、構成メンバーが3人以上の団体。
構想段階の活動も対象ですが、遅くとも2024年11月までに活動を開始し、本事業終了後も継続することが確約できるものに限ります。(法人格の有無、種類は問いません。)
・本事業終了後も、必要に応じて事務局や他団体との情報共有を行い、孤独・孤立の予防と解消に対して、自団体の活動の枠を超えて広く貢献する意思があるもの。
・行政、自治体との連携、市民参加等を引き出し、自団体のみの活動ではなく協働によって課題解決を図る意思があるもの。
2.公募期間・結果通知・申請方法
(1)公募期間
2024年8月4日~2024年8月14日17:00まで
(2)結果通知
審査結果は、各団体にメールにて8月22日17:00までにお知らせします。不採択の場合、理由についての問い合わせなどは受け付けません。
(3)申請方法
申請フォームより、必要事項を記入の上お申し込みください。申請フォームはこちら。
フォームの記入内容は、本ページの最後にございます。下書きなどにご活用ください。
<問い合わせ先>
本事業に関するお問い合わせ先は以下のとおりです。
一般社団法人えんがお
2024年度 孤独・孤立対策担い手育成支援事業 担当室
Email: engawa.smile@gmail.com
担当 :鈴木
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
申請フォームの主な内容
・応募事業の名称、対象地域、対象地域の特徴
・応募事業の概要
応募事業(やっている活動・やろうとしている活動)について、「どんな人」が「何が原因で」困っているか、それを「どのように解決」し、結果どう変化するのか、という点を踏まえて記入してください。(300字以内)
例)独居高齢者が、会話相手がいなく、困っても頼る相手もなく困っている。高齢者向けの便利屋サービスを実施し、困ったときに頼る相手を確保しつつ、その中で気軽に会話できる関係性を目指す。結果、独居高齢者に人とのつながりを提供し、QOLの向上、介護予防などにつながる。
・応募の理由
本事業を応募する理由について、どんな支援を求めているか、という点を踏まえて簡潔に記入してください。(200字以内)
例)
・やりたいことがまだ形になっていないので、相談相手が欲しい。
・やりたいことは決まっているが、経営面で課題が多く、半年間の伴走支援で経営について学びたい。
・伴走支援終了後の動きについて
伴走支援が終了したあと、事業をどのように継続していくかについて、現在わかる範囲で可能な限り確実な要素を入れてご記入ください。(200字以内)
例)継続寄付者が20人いるので、それを基盤に寄付者を増やす。また、助成金にも積極的に申請し、短期的な財源を確保しつつ、自主財源をこの取り組みの中でアドバイスをもらいながらで目指していく。
以上